「ダイエットで何か気をつけることってある?」
友人がダイエットを始めようと思っているらしく突然質問されてしまいました。
ダイエット方法にはいろいろありますが場合によっては体調をくずしたり太りやすい体質になってしまうこともあるんです。
そこで今日は
「ダイエットをするときに覚えておきたいこと」
について考えてみたいと思います。
今回も医学論文を掘りまくってます。
いつものように2行でまとめていますのでぜひ参考にしてください。
ダイエット方法
ダイエット方法にはいろいろありますよね。
・夕食抜きダイエット
・ウォーキングダイエット
・炭水化物抜きダイエット
・レコーディングダイエット
などなど。
今回はどの方法が良いとかではなく気にしておきたい点を探っていきますよ。
では本題。
ダイエットで覚えておきたい点とは?
やるなら健康的にダイエットを進めたいです。
結論はズバリ
●筋肉が減るとダイエットの効果が出にくい
●貧血は痩せにくい体質につながる
です。
では説明しますね。
基礎代謝とエネルギー消費量
ダイエットを考えるときには基礎代謝とエネルギー消費量を知っておくことが大切です。
簡単に説明しますね。
カラダは何十兆個もの細胞からできておりその全ての細胞がエネルギーを使って生きています。
じっとしていても生きるためにはエネルギーが必要です。
この必要な最小のエネルギーを基礎代謝(きそたいしゃ)といいます。
また歩いたりするとそのエネルギーも必要となります。
歩くなどで使ったエネルギーと基礎代謝をあわせたものがエネルギー消費量となります。
ダイエットを効果的に進めるには「基礎代謝を落とさないこと」と「運動などでのエネルギー消費」が重要です。
筋肉はエネルギーをたくさん使う
「基礎代謝を落とさない」についてです。
臓器の中でたくさんエネルギーを必要とするのは筋肉、肝臓、脳です。
この3つで基礎代謝のおよそ60%を占めます。
ダイエットの時に気にしておきたい1点目。
筋肉が減ると基礎代謝が大きく落ちます。
基礎代謝が落ちるとカラダに必要なエネルギー量が減ります。
筋肉が減れば減るほど必要なエネルギーが減りますのでダイエットの効果が出にくくなります。
肥満の改善にウォーキングなどが勧められるのは筋肉をつけて基礎代謝を上げるためでもあります。
【参考論文(信憑度:A-)】
『基礎代謝量』
(厚生労働省/年度不詳)
<論文のまとめ>
・基礎代謝量とは安静状態時に生命維持のために消費される必要最小限のエネルギー代謝量のこと。
・筋肉、肝臓、脳が基礎代謝のほぼ2割ずつを消費する。筋肉の少ない人は基礎代謝量も低い。
【参考論文(信憑度:A-)】
『加齢とエネルギー代謝』
(厚生労働省/年度不詳)
<論文のまとめ>
・安静時の代謝量は組織ごとで大きく異なる。臓器は代謝量が高く脂肪組織は低い。
・エネルギー消費量は加齢とともに減少する。要因として基礎代謝量や活動時エネルギー代謝の低下、身体活動量の減少が挙げられる。
貧血は痩せにくい体質になる
ダイエットの時に気にしておきたい2点目。
貧血は痩せにくい体質になってしまいます。
これはカラダの酸素が足りずカラダを動かすこと自体が辛くなるからです。
カラダの細胞が呼吸するために必要な酸素は血液中のヘモグロビンによって運ばれます。
貧血はヘモグロビンの数が減ったりうまく働かなくなってカラダの酸素が足りなくなっている状態です。
酸素が足りないと少し動いただけでもカラダがつかれて息切れしてしまいます。
運動も続かないためエネルギー代謝、基礎代謝とも落ちて余ったエネルギーが脂肪となって体内に溜まってしまうのです。
特に食事制限などの場合はヘモグロビンを作るための鉄分やタンパク質が足りなくなりがちなので注意が必要です。
【参考ブログ(信憑度:B+)】
『貧血=痩せにくい!?』
(苫米地レディースクリニック/2015年)
<記事のまとめ>
・貧血で体が酸欠状態になると体がだるい、疲れやすいなど体を動かすことが辛くなる。
・基礎代謝やエネルギー消費が減少すると余ったエネルギーが脂肪となり体内に溜りやすくなる。貧血は痩せにくい体質になりやすい。
まとめ
覚えておきたいダイエットの知識2点をお話ししました。
1点目は「筋肉を落とさないようにする」
2点目は「貧血は痩せにくい体質になる」
です。
筋肉が落ちると基礎代謝が減り貧血の場合は体が疲れやすく動くことも辛くなります。
ダイエットは健康あってのもの。
不健康なダイエットはお勧めできません!
必要な栄養をしっかり摂りウォーキングなど適度に運動をして健康的にダイエットをすることをお勧めします。
ダイエットの正しい知識を2つ!まとめます。
●ウォーキングなど適度な運動をしましょう
(筋肉が落ちると基礎代謝も落ちます)
●必要な栄養をしっかり摂りましょう
(貧血は痩せにくい体質になります)
正しい知識で健康なカラダ作りをしましょう!