「そんなに食べてないのになんで痩せないんだろう…」
体重って増えるのは速いのになかなか減らないって感じている方も多いのでは?
今年も年末が近づいてきました。
年末っていつも油断して少し太ってしまうんですヨネ。
先日友人と話した時「そんなに食べてないのに痩せないんだよね涙」って言ってました。
ただ最近はストレスを感じることも多いらしいです。
「ストレスで太ってしまう」か〜
そこで今日は
ストレスと太ることは関係あるのか?
について考えてみたいと思います。
今回も医学論文を掘りまくってみました。
いつものように2行でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ストレスとは
ストレスとは外部から刺激を受けて生じる緊張のことです。
仕事が忙しい、周りの騒音がひどい、人とのトラブルなどプレッシャーに感じる感覚のことです。
悪いイメージのあるストレスですが良いストレスもあるんですよ。
たとえば会社で大きなプロジェクトを任されたとき。
自分に出来るだろうか?と不安なストレスを感じる一方で、自分は期待をされている!と良いストレスを感じることもあります。
ただし過剰なストレスは良くありません。
やる気が出ないなどからだの不調の原因となります。
ストレスが多いと太りやすくなるのか?
では本題。
ストレスで太りやすくなることはあるのでしょうか?
それには医学的根拠はあるのでしょうか?
気になりますね。
調べまくりました!
結論はズバリ
●ストレスが多いと太りやすいカラダになる
●ストレスで自律神経が乱れるとカラダに脂肪がつきやすくなる
です。
少し説明しますね。
ストレスによって太りやすいカラダになってしまうのは自律神経のバランスの乱れが主な要因です。
自律神経とは?
自律神経とは人の意思と関係なく働く神経のことです。
たとえば、心臓を自分の意思で止めることはできませんよね。
それは心臓が自律神経のコントロールで動いているからです。
神経が自律しているからこのように呼ばれています。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つの神経があります。
体の活動時など主に昼間に活発になるのが交感神経です。
カラダをリラックスさせる主に夜に活発になるのが副交感神経です。
健康的な生活を送るためには交感神経と副交感神経の両方がバランス良く働いていることが必要です。
自律神経の乱れで太りやすくなる
ストレスを感じると心臓がドキドキしたり呼吸が速くなったりしますよね。
これは交感神経が働いてカラダへ酸素を運ぶようにしているからなんです。
しかしストレスの状態がずっと続いてしまい交感神経が優位になり続けると働きが鈍くなり脂肪を溜め込みやすいカラダになってしまいます。
●ストレス状態が続く(交感神経が働く)
↓
●寝つきが悪く睡眠不足になる(副交感神経が働かない)
↓
●日中の交感神経の働きが鈍くなる
↓
●カロリー消費が減り太りやすくなる
これをモナリザ症候群と言います
モナリザといってもルーブル美術館の有名絵画とは関係ありませんよ。
【参考論文(信憑度:A–)】
『ストレスと食生活』
(厚生労働省/年度不詳)
<論文のまとめ>
・自律神経には2つの神経がある。交感神経は身体を戦闘状態にし、副交感神経は身体や心をリラックスさせる。
・ストレスを感じ続けると脂肪をため込むようにストレスホルモンが放出される。
【参考ブログ(信憑度:B+)】
『食べていないのに太る!肥満者の7割が陥る「モナリザ症候群」の恐怖』
(森田豊/2018年)
<記事のまとめ>
・自律神経のバランスが乱れ日中に交感神経が働かなくなるとアドレナリンの分泌量が減り太りやすい体になってしまう。これをモナリザ症候群という。
・交感神経と副交感神経が交互にメリハリある働きができる体であればモナリザ症候群のリスクは少ない。
自律神経の乱れを整えるには
自律神経は自分の意思で変えることはできません。
自律神経の乱れを整えるには交感神経と副交感神経のバランスを保つための行動が必要です。
日中は交感神経を優位にさせるために積極的に歩いたり階段を使うなどを心がけましょう。
夜は副交感神経を優位にさせるためリラックス。
ゆっくり入浴したり横たわってのんびりしたりなども良いですよ。
少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回はストレスと太ることについてお話ししました。
ストレスで自律神経が乱れると交感神経が鈍くなり脂肪を蓄えやすいカラダになってしまいます。
自律神経の乱れは自分の意思で整えることはできません。
普段から自律神経のバランスを考えた行動を取りましょう。
今日からできる正しい知識を2つ!まとめます。
●自律神経のバランスを考えた行動を取りましょう
(自律神経の乱れは自分の意思で整えることはできません)
●ストレスの抱え込みには気を付けましょう
(ストレスを発散する方法を知っておくことも大切です)
太ることで貧血にもつながってしまいます。
正しい知識で貧血を撲滅しましょう!