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寝汗がひどい人は必見。熟睡することのヒントは自律神経にあった。

2021.03.02

  • ストレス
  • ヘモグロビン
  • 自律神経
  • 貧血

 

「最近寝汗が気になるんだよねー」

 

友人とそんな話になりました。

 

パジャマやベッドは去年と同じなので原因が分からないらしいのです。

 

ただただ汗をかいてしまうようになったようで。

 

最近は朝がとっても寒いのでベッドから出るのがつらいですが汗をかいているとそうもいかないですよね。

 

 

寒い朝にベッドから出るのがつらいイメージ

 

 

そこで今日は

 

「寝汗がひどくなる身近に潜む原因」

 

を考えてみたいと思います。

 

今回も医学論文を掘りまくってます。

 

いつものように2行でまとめていますのでぜひ参考にしてください。

 

 

たくさんの論文を調べているイメージ

 

 

 

睡眠について

 

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の質の異なる2つの睡眠状態があります。

 

脳が働いている睡眠がレム睡眠で脳が働いていない睡眠がノンレム睡眠です。

 

ノンレム睡眠はより深い眠りのことですね。

 

 

良質な睡眠でぐっすり眠れているイメージ

 

 

一晩の睡眠でノンレム睡眠とレム睡眠は3〜5回ほど繰り返されます。

 

寝始めはノンレム睡眠の割合がほとんどですが時間がたつにつれレム睡眠の割合が増えていきます。

 

人は寝るとまず深い眠りに入り徐々に眠りが浅くなってきて朝を迎えます。

 

 

【参考記事(信憑度:A-)】
『ノンレム睡眠』
(厚生労働省/年度不詳)
 
<記事のまとめ>
・ヒトの睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠の質が異なる二つの睡眠段階に分類される。
 
・ノンレム-レム睡眠周期は90~120分間で後半に進むにしたがいノンレム睡眠の持続は短くなる。

 

 

では本題。

 

寝汗がひどくなる原因には何があるのでしょうか?

 

また寝汗を治すことはできるのか?

 

 

寝汗が気になり治せるのか分からず悩んでいるイメージ

 

 

結論はズバリ

 

●寝汗がひどい原因の一つに自律神経の乱れがある

 

●その場合は自律神経を整えることで寝汗は治る

 

です。

 

少し説明しますね。

 

 

調べたことをまとめて簡単に説明しようとしているイメージ

 

 

 

寝汗と自律神経

 

人は寝ている間に汗をかきます。

 

これは体温を調節して眠りを深くするためです。

 

汗の量は自律神経によって調節されます。

 

自律神経とは心臓を動かしたり汗を出したりする神経です。

 

人の意思ではコントロールできず自律しているので「自律神経」と呼ばれています。

 

自律神経には交感神経と副交感神経があり汗を出すのは交感神経の働きです。

 

自律神経のバランスが乱れ交感神経ばかりが働きだすと汗が多量に出て寝汗の原因となります。

 

 

【参考ブログ(信憑度:B+)】
『寝汗』
(井上陽介先生 湯沢町保健医療センター/2020年)
 
<記事のまとめ>
・寝汗の原因の一つとして自律神経の異常がある。

 

・発汗は交感神経と副交感神経によって調節される。これらのバランスが崩れ発汗を促す交感神経の働きが過敏になると寝汗が引き起こされる。

 

 

自律神経が乱れ寝汗に悩んでいるイメージ

 

 

自律神経を整える

 

自律神経が乱れる原因はいくつかあります。

 

原因と対策を2点書きますのでよかったら参考にしてください。

 

 

①貧血を治す

 

貧血は自律神経が乱れる原因となります。

 

貧血とはカラダの中の酸素が足りていない状態です。

 

酸素が足りないとエネルギーが作れないため疲れやすくなったり冷え性になったりしてイライラし自律神経が乱れてしまいます。

 

貧血の主な原因はカラダ中に酸素を運ぶヘモグロビンの不足です。

 

ヘモグロビンを作る鉄分やタンパク質を摂り貧血を治して自律神経を整えましょう。

 

 

バランスの取れた食事を摂っているイメージ

 

 

②ストレスを抑える

 

ストレスも自律神経が乱れる原因となります。

 

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

 

交感神経は活動時に優位になる戦闘モードで副交感神経はリラックスの休息モードです。

 

これらがバランスをとりながら体の器官を動かしています。

 

会社でのストレスや不規則な生活など精神的ストレスを受け続けると交感神経ばかりが優位となり自律神経が乱れてしまいます。

 

 

ストレスが多く自律神経が乱れ悩んでいるイメージ

 

 

ストレスをなるべく受けないようにし、友人と遊んだり趣味に没頭するなどストレスの発散も心がけましょう。

 

お風呂は寝る2〜3時間前に入ると寝る時にリラックス状態になるのでオススメですよ。

 

 

【参考記事(信憑度:A-)】
『自律神経失調症』
(厚生労働省/年度不詳)
 
<記事のまとめ>
・自律神経失調症は自律神経がストレスにより正常に機能しないことで起こる症状の総称。

 

・交感神経と副交感神経はバランスを取りながら身体の状態を調節している。不規則な生活やストレスなどでバランスが崩れることがある。

 

 

【参考論文(信憑度:A-)】
『睡眠特性と寝具寝装品の開発』
(中村勤先生 西川産業(株)/2006年)
 
<論文のまとめ>
・睡眠中は副交感神経が優位となる。興奮状態では寝つきが悪くなる。

 

・眠る前はリラックス状態にあることが望ましい。眠る2〜3時間前の運動や入浴は血流を上げ深部体温を低下させ寝つきを良くする。

 

 

友人と楽しく過ごしストレス発散できているイメージ

 

 

まとめ

 

今回は寝汗がひどくなる原因をお話ししました。

 

原因の一つに自律神経の乱れがあります。

 

貧血やストレスなどで自律神経が乱れると寝ている間も交感神経が優位になり汗が多量に出ることがあります。

 

自律神経を整えるよう日頃から心がけ体質改善につなげていきましょう。

 

 

自律神経のバランスが取れており健康的なイメージ

 

 

今日からできる寝汗の正しい知識を2つ!まとめます。

 

●貧血の予防とストレスを溜めないことを心がけましょう
(自律神経が乱れ寝汗の原因になります)
 
●鉄分とタンパク質を積極的に摂りましょう
(貧血予防に必要な鉄分はカラダで作ることはできません)

 

正しい知識で健康なカラダ作りをしましょう!

 

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