ヴィーガンやグルテンフリーに特化したブランド「ヘイズパントリー」を展開するFOOD PUNK株式会社の永濱クァーク愛子さん。
サンナナサロン/株式会社MEETSHOPの前田晴代が、事業を始めるに至った経緯、お互いの共通点などについて聴きました。
初めまして。永濱クァーク愛子です。FOOD PUNK株式会社の代表取締役をやってます。
初めまして。前田晴代といいます。株式会社MEETSHOPの代表取締役をやってます。
私たちって会社名を言うよりやってる事業名をお伝えしたほうが分かってもらえますよね。「サンナナサロンの前田晴代です」っていった方が「あー!」って通じる方のほうが多い。
そうですね。弊社も一緒です。「グルテンフリーと低糖質のヘイズパントリーです」っていうほうが皆さんに知ってもらえてるのかなと思います。
お互い分かりにくい事業をしていますよね(笑)
皆んなが知りたい「サンナナサロンってどうやって始まったの?」という疑問。実は、前田が20年にわたって築き上げた”必勝パターン”が通じなくなったのが一つのきっかけでした。
ずっと気になってたんですけど、サンナナサロンってどんな風にして始まったんですか?
私は21年間ずっと美容師で、経営陣として新規出店の責任者をしていたんですよね。
前職では「月商1,000万円売上の店舗を作ったら立ち上げ責任者としては成功」っていう評価だったんです。
月商1,000万円の店を作る必勝パターンを自分なりに作り上げて、それを繰り返したら会社も大きくなりました。何より仕事が楽しかった。(笑)
へえええ!
ところが…
最後の2店舗がむちゃくちゃ苦しんだんです。全然集客できないんですよね。簡単にいうと失敗してしまったんです。
で、失敗したとき「自分のせいじゃない!」って思っちゃったんですよね。(笑)
時代とサロンが合わなくなったのかな?お客様とサロンの感覚がズレたのかな?美容業界とお客様とのズレが失敗の原因かな?
って思ったんですよね。
で、その時に初めて「お客様の声を聴こう」って思ったんです。
そこで初めてかよ!っておかしな話ですけど。(笑)
ははは!
百戦錬磨で成功してきましたもんね。
お客様を無視してたわー。
と思って。時代の流れで成功させてもらってたのかなと思って。
「食べ物っていう物体が、そもそも好き」と話す永濱クァーク愛子さん。ファッション系の大学に進んだにも関わらずフードビジネスに進むきっかけとなったのは意外にもご両親でした。
愛子さんはどういうきっかけで今のお仕事を始めたのですか?
もともと私は食べ物っていう物体がすっごく好きなんです。
食べ物っておもしろいなぁ、っていう感じ。
両親が京都の丹後半島の出身なんです。父も母も田舎の人なんです。
田舎の人って愛情表現が言葉じゃなくて「食」だったりするんですよ。
例えば、私が学校から帰って元気がない姿を見て、母は何も言わずにていねいに出汁(だし)をとった味噌汁を出す、とか。
言わないけど感じてね、みたいな。
食べることより、物体としての食べ物が好き!(笑)
両親には食に関してしっかりと教育してもらえた子供時代でした。
学校はファッション系の大学に進んだんですが、父にはずっと「食べ物の道に行くんだったら金を出してやる」って言われてて。
何言ってんだろうと思ってたんですけど。(笑)
大学に入ってニュージーランドに留学するんですが、言葉が通じないなか海外の方とコミュニケーションをとるツールがやっぱり「食べ物」だったんですよね、私は。
海外ではいろんな出身や人種の方々と住んでいたんですが、それぞれ得意なことや自己表現のツールを持ってるんです。
そんな中、私は「食べ物」しかないなって気づいたんです。文化交流や愛情表現を食べ物でするようになって。
これを仕事にしようと思ったのが始まりです。
「日本では食べ物で病気になってしまう人もいる。それは哀しいことだなと思います」と永濱クァーク愛子さん。
永濱さんのヘイズパントリーと前田のサンナナサロンにはたくさんの共通点があるようです。
詳しくは動画でどうぞ!