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自律神経が整っており、疲れなどなく仕事できているイメージ

目の疲れを感じている方必見!その疲れに体質が関係しているかも【論文分析】

2021.09.06

  • ストレス
  • 体質改善
  • 副交感神経
  • 目の疲れ
  • 自律神経

 

春が近づき暖かくなってきました。

 

普段は家で仕事をしているのでたまに外を散歩するととっても気持ちがいいですね。

 

 

公園で散歩などをしてリフレッシュできているイメージ

 

 

そんな話を友人と話していたとき「テレワークだと会社より目が疲れやすくない?」って話になりました。

 

友人も私も同じことを感じてたんですね。

 

そこで今日は、

 

「テレワークで目が疲れる原因と予防方法」

 

について考えてみたいと思います。

 

今回も医学論文を掘りまくってます。

 

いつものように2行でまとめていますのでぜひ参考にしてください。

 

 

論文をたくさん調べてまとめているイメージ

 

 

VDT作業と疲労

 

VDT作業とはパソコンなどのディスプレイのある機器を用いて行う作業のことです。

 

厚生労働省が行ったVDT作業での身体的な疲労や症状の調査によりますと、68.6%の方が疲労の自覚症状を感じているとのことです。

 

症状の回答内訳(複数回答)は以下のとおりです。

 

・目の疲れ、痛み    90.8%

・首、肩のこり     74.8%

・腰の疲れ、痛み    26.9%

・背中の疲れ、痛み   22.9%

・腕、手指の疲れ、痛み 17.4%

 

なんと9割以上の方がVDT作業で目の疲れや痛みを感じているんですね!

 

 

【参考記事(信憑度:A-)】
『平成20年技術革新と労働に関する実態調査結果の概況』
(厚生労働省/2009年)

 

<記事のまとめ>

・VDT作業で身体的な疲労や症状を感じている労働者の割合を調査。68.6%が疲労を感じていると回答。

 

・症状の内容は、目の疲れ、痛みが90.8%と最も多く、首、肩のこりが74.8%、腰の疲れ、痛みが26.9%。

 

 

家でパソコンで仕事しており目や腕などが疲れているイメージ

 

 

では本題。

 

テレワークで目が疲れやすくなるのはなぜでしょうか?

 

その原因と予防方法についても併せて知りたいです!

 

 

VDT作業で目が疲れ困っており、その原因が何なのか考えているイメージ

 

 

結論はズバリ

 

●テレワークではVDT作業時間が長くなり目が疲れやすくなる

 

●目が疲れる原因の一つに自律神経の乱れがある

 

です。

 

少し説明しますね。

 

 

テレワークとVDT作業時間

 

テレワークの場合はVDT作業時間が長くなる傾向にあります。

 

これは家ではパソコンを用いた業務が主になることに加え携帯電話を見る時間も増えるからです。

 

会社だと休憩時間に同僚と話したりすることがありますが家では休憩時間に携帯電話を見る方が多いと思います。

 

携帯電話もパソコンと同じVDT作業です。

 

厚生労働省の調査によるとVDT作業時間が長くなるほど身体的な疲労や症状を感じる労働者の割合が高くなりました。

 

VDT作業時間が長くなるほど目が疲れやすくなるんです。

 

 

パソコン作業の合間の休憩でも携帯電話を見てVDT作業しているイメージ

 

 

目の疲れの原因

 

VDT作業で目が疲れるのはなぜでしょうか。

 

じつはこの原因の一つに自律神経の乱れがあります。

 

これは目のピントを合わせるのに自律神経が関係しているからなんです。

 

自律神経とは心臓や血管などをコントロールする神経です。

 

心臓を自分の意思で止めることができないように自律しているので「自律神経」と言われます。

 

自律神経には交感神経と副交感神経があり、これらがバランス良く働くことで体調が保たれます。

 

 

脳などをコントロールしている自律神経のイメージ

 

 

話を目のピントに戻しますね。

 

VDT作業のような近い距離のピントを合わせるのは副交感神経の役割です。

 

VDT作業が長時間続くと副交感神経ばかりが働くことになります。

 

すると自律神経のバランスが取れずに目の疲れが出てしまうのです。

 

 

【参考論文(信憑度:A-)】
『Visual Display Terminal作業時の眼精疲労に対する調節誘導型モニタの効果』
(前田史篤氏ら 川崎医療福祉大学医療技術学部/2012年)

 

<論文のまとめ>

・VDT作業は多様な視機能異常と眼精疲労を引き起こすことが明らかにされている。

 

・近年携帯電話や携帯型ゲームなど日常的にVDT作業をする機会が増しており、近見反射の異常が多くみられる。これは副交感神経系の過緊張状態の持続による自律神経機能異常を示唆している。

 

 

【参考ブログ(信憑度:B+)】
『これって眼精疲労?目の疲れのセルフチェックの方法と対処法』
(株式会社メニコン/年度不詳)

 

<記事のまとめ>
・目のピントには自律神経が深く関係している。遠くを見るときは交感神経、近くは副交感神経が優位になる。

 

・パソコン操作の場合は近くのものを見るため副交感神経が優位になる。このように自律神経のバランスが崩れた状態が長く続くと眼精疲労になる。

 

 

パソコンや携帯電話を触ることが多く、目が疲れているイメージ

 

 

目の疲れを抑える

 

目の疲れを抑えるための方法を2点書きますのでよかったら参考にしてくださいね。

 

①パソコンの位置と目の休憩

 

パソコンとの距離が近いとより目が疲れやすくなります。

 

ディスプレイとの距離は50cm〜70cmほど取るようにしましょう。

 

また連続したVDT作業も目の疲れの原因となります。

 

1時間に10分〜15分休憩を取り遠くの景色を見るように心がけましょう。

 

 

②普段から自律神経を整える

 

自律神経が乱れていると目が疲れやすくなります。

 

自律神経が乱れる原因は人間関係や仕事などの精神的ストレス、疲れや騒音などの身体的ストレスなどさまざまです。

 

趣味でストレスを発散したり、夜はゆっくりリラックスして自律神経を整えることを心がけましょう。

 

お風呂は寝る2時間前くらいに入り、携帯も寝る1時間前からは見ないようにすることがオススメです。

 

 

テレワークでのVDT作業の休憩中に遠くを眺めるために屋上に来たイメージ

 

 

まとめ

 

今回は目が疲れる原因と予防方法をお話ししました。

 

テレワークの場合はVDT作業時間が長くなる傾向にあります。

 

その場合近距離のピントを合わせるために副交感神経ばかりが働き自律神経が乱れて目が疲れやすくなります。

 

自律神経は自分ではコントロールできません。

 

普段からストレスを発散したり規則正しい生活をすることで体質改善につなげていきましょう。

 

 

普段から自律神経が整うよう行動しており、疲れなどなく仕事できているイメージ

 

 

今日からできる目の疲れの正しい知識を2つ!まとめます。

 

●VDT作業1時間ごとに10分〜15分の休憩を取りましょう
(休憩中は遠くの景色を見ることがオススメです)

 

●普段から自律神経を整えるように行動しましょう
(自律神経が乱れていると目も疲れやすくなります)

 

正しい知識で健康なカラダ作りをしましょう!

 

 

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